2026/04/07 18:00

【Yuri SEKI】
写真本来の文脈を解体し、等価な断片にしたモチーフをアナログで一つ一つ切り貼りし、絵を描くようにコラージュ作品を制作している。写真がもつリアルな質感と、切断・再構築というコラージュの手法を組み合わせることで、私たちが抱いているイメージや価値観は揺らぎ、新たな視点や意味が立ち上がる。作品によっては立体的な構成やペインティングの要素も取り入れながら、彫刻や絵画といったジャンルの境界を曖昧にし、人種、性別、年齢、職業といった属性による分類や、それに伴う無意識の思い込み、社会的な枠組みからの解放を表現している。
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~INTERVIEW~
Q.アーティスト活動を始めたきっかけは何ですか?
子供の頃からものづくりが好きでした。美大の卒業制作で賞をもらったことがきっかけで活動を始めました。
Q.ご自身の作品を制作するうえで、こだわっているテクニックや技法、ルーティーンなど可能な範囲で教えてください。
一つ一つのモチーフを丁寧に切っています。側面の切り口には色を塗って余白が見えないようにしています。
Q.作品はどう制作していますか?また制作時の環境なども教えて下さい。
アトリエとかはないので、自分の部屋で制作しています。没頭すると時間を忘れてしまうので、ご飯やトイレも行かずに集中して制作してしまいます。
Q.作品を制作される際は、どういったシーンやモノ、コトから着想を得て制作に移るのですか?
突然、ぱっとイメージやアイデアが浮かびます。コラージュに関係ない分野や日常の些細なことから着想を得ることが多いです。
Q.影響を受けた作品・出来事はありますか? ※自他どちらでも構いません
岡上淑子さんの作品を初めて見た時に強い衝撃を受けました。彼女のコラージュは、怖さの中に美しさがあって、とても上品なんです。
Q.印象に残っている展示会はありますか? ※自他どちらでも構いません
国立新美術館で開催された田名網敬一さんの記憶の冒険です。とにかくパワフルでぶっ飛んでます。
Q.今まで見たアート作品で印象に残っていることを教えてください。
福岡市美術館のコレクション展で展示されていたハンナヘーヒの《花嫁 》です。100年近く前に制作されたものですが、とてもモダンで力強い作品です。
Q.今後の制作活動への想いやチャレンジしていきたいこと・目標があれば教えてください。
コラージュ作品の可能性を探っていきたいです。コラージュ作品の展示は、他の分野に比べると少ないので、見に来てくださった方の印象に残るような展示をしていきたいです。
【作品紹介】
「chaos」

この作品はタイトルの「chaos」が示すように視線の交錯から生まれる内的混沌をテーマにしたコラージュ作品です。人は誰かをみるとき、羨望や思いやりを込めたやさしい眼差しを向けることもあれば、無意識のうちに偏見や固定観念を通して相手をとらえてしまうこともあります。作品の中には、様々な感情を映すモチーフがちりばめられておりジェットコースターは感情や視線の激しい揺れをシャボン玉は壊れやすく繊細で不安定な心を鳥はそこから解き放たれたいという自由への願いを象徴しています。他者と自身の視線の中で揺れ動きながらも一歩踏み出したい。そんな言葉にならない心のありようを感じたままに表現しました。
作品金額:68,000円
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【今後の出展・イベントについて】
■個展「wonderland」
会期:2026年4月7日(火)~4月19日(日)
会場:京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク 2F
〒605-0038 京都市東山区堀池町 374-2TEL : 080-5988-7720
時間:11時~18時 無休/入場無料
※最終日は17時まで
※詳細は本人SNS等でご確認ください。
