2026/07/22 10:00

【安部 正兼】
陶を素材に、記憶や物語が連鎖しながら変化していくイメージを立体として制作している。着想源には、日本の民俗や神話、都市伝説、ゲームやアニメなどの現代文化がある。これらは時代や媒体を越えて語り継がれながら姿を変える。制作では、異なる記憶や物語が連鎖的に結びつき変容していく過程を、手びねりという伝統的な陶芸技法を用いて表現している。

【アーティスト:安部 正兼 について】
・制作のテーマ・コンセプト
フォークロアや都市伝説、記憶などが個人の中で変容し、新たな物語として再編されていく過程に関心を持っています。陶という素材と伝統的な手びねりという技法を用いながら陶芸で作品を制作しています。
・影響を受けたもの(人・作品・体験など)
日本や世界の民話や妖怪伝承、オカルト、映画、ゲームやアニメなどのサブカルチャー。
・現在の表現方法に行き着いた理由
幼少期から怪獣映画や神話、空想生物に強く惹かれていました。頭の中で膨らむイメージを最も直接的に形にできる素材として陶に出会い、現在の立体表現に至りました。
・作品を通して伝えたいこと、どんな人に届いてほしいですか?
私たちは世界をそのまま見ているのではなく、記憶や物語、文化を通して解釈しています。作品を通して、その解釈が変容し続けることの面白さや豊かさを感じてもらえたらと思っています。
【作品について】

・作品名:『怪獣』
・作品の説明
怪獣映画や民間伝承から着想を得て制作した作品です。手びねりという身体性の強い制作技法を通して、現実と空想のあいだに立ち現れる怪獣を表現しています。
・使用素材・技法
陶土、釉薬、手びねり
・制作年
45292
▷商品ページはこちら
・この作品はどのように鑑賞してほしいですか?どんな人に届けたいですか?
まずは形そのものを眺めながら、自分なりの物語を想像してもらえたらと思います。作品を見る人それぞれの記憶や経験によって異なる解釈が生まれることも、この作品の一部だと考えています。
・見る人によって解釈が変わる部分はありますか?
何の生き物に見えるか、どのような物語を想像するかは人によって異なる部分であると思います。
・タイトルはどのタイミングで決まりましたか?
制作前からモチーフを考えていたため、タイトルも早い段階で決まりました。解釈の余地を残したかったため、シンプルに「怪獣」としています。
・「アート×Tシャツ」についての感想・想い
日常の暮らしと結びつき、身体とも強く関わるTシャツは作品や表現の媒体として面白いと思います。
・あなたのアートがTシャツになることにどんな違和感や可能性を感じますか?
衣服は人の暮らしと結びついてきた表現だと考えています。作品がTシャツという形に変わり、鑑賞空間の外へ出て日常の中で使われることに面白さを感じています。
【経歴・受賞歴】
■活動歴
2021年 多摩美術大学工芸学科陶専攻卒業
2023年 多摩美術大学大学院工芸専攻陶研究領域修了
2023年より作家活動開始
■主な展示・実績
2021年 グループ展「℃」(東京)
2022年 個展「壺中天」(東京)
2023年 個展「渦中の天」(東京)
2024年 THE HEADLINERS 2024(茨城)
■受賞歴など
GEISAI #22 & Classic 特別審査員賞
いい芽ふくら芽 in TOKYO 2024 優秀賞
IAG AWARDS 2024 EXHIBITION 東武百貨店ギャラリー賞
【今後の展示・イベントについて】
■なし
※詳細はアーティストSNSをご確認ください。
・来場者へのメッセージ
ご高覧いただきありがとうございます。何かひとつでも心に残るものがあれば嬉しいです。
