2026/07/23 10:00

【紫雲】
この世のあらゆる現象は、数学という揺るぎない「絶対性」に支配されています。私が切り絵で追求するのは、その深淵に潜む根源的な美しさです。数式が導く普遍的な「非日常」を可視化するため、緻密な多層構造(レイヤー)を用いて高次元の世界を表現しています。それは単なるデザインの枠を超え、紙とナイフが紡ぐアナログな手作業のゆらぎと交差します。目に見えない永遠の真理を、誰もが直感的に触れられるアートとして切り出しています。

【アーティスト:紫雲 について】
・制作のテーマ・コンセプト
この世のあらゆる現象を支配する「数学的絶対性」と、その深淵に潜む「根源的な美しさ」の追求です。数式が導く普遍的な非日常を可視化するため、緻密な多層構造を用いて高次元を表現。単なるデザインの枠を超え、永遠の真理と紙とナイフというアナログな手作業が生み出す微かなゆらぎの融合を描いています。
・影響を受けたもの(人・作品・体験など)
幼い頃から高速道路などの「立体交差」を眺めるのが好きで、異なる次元や空間が交差する構造に強く惹かれてきました。次元の違うものを観察し、その複雑なつながりや規則性を探求することへの興味が、現在の多層的なレイヤー構造を用いて高次元を可視化するというアート表現の強いインスピレーションとなっています。
・現在の表現方法に行き着いた理由
大学院で数理学を研究する中で、時代や場所を超えて決して変わらない「数学の普遍性」に強く魅力を感じたことが制作のきっかけです。この究極の普遍性を誰もが直感的に触れられる形へ可視化したいと考えました。数式をあえて「切り絵」というアナログな手法で表現することで、その真理を一枚の紙の上に留めています。
・作品を通して伝えたいこと、どんな人に届いてほしいですか?
難解と思われがちな数学の奥底には、時代や場所を超えて決して変わらない「普遍的な美しさ」があることを伝えたいです。数学が好きな方はもちろん、苦手意識がある方や、純粋に直感で「美しい」と感じてくださるすべての方に届け、日常の中に潜む完璧な非日常の世界を体感してほしいと願っています。
【作品について】

・作品名:『Collapse #6』
・作品の説明
折り鶴の展開図をモチーフにした作品です。紙を平らに折りたたむ「平坦折り」の背後には、揺るぎない普遍的な数学的構造が潜んでいます。時代や場所を超越して存在するこの数学の絶対性に、どれほど時代が移り変わろうとも決して変わることのない、人々の「平和への願い」を重ね合わせ、一枚の紙から切り出しました。
・使用素材・技法
上質紙、アクリル絵の具、技法:切り絵
・制作年
2026年
▷商品ページはこちら
・この作品はどのように鑑賞してほしいですか?どんな人に届けたいですか?
数学的な構造がもたらす「超デザイン的な新しさ」を、純粋な視覚的喜びとして鑑賞してほしいです。既存のアートやデザインの枠組みを超えた、新しい表現を求める方に届けたいです。
・見る人によって解釈が変わる部分はありますか?
この作品が持つ“普遍性”は、人間の喜怒哀楽すべてを包含します。そのため、鑑賞する方のその時の感情や感覚によって、冷徹な真理にも、温かい祈りにも解釈が変わるはずだと考えています。
・タイトルはどのタイミングで決まりましたか?
制作前からすでに決まっていました。崩壊(Collapse)の中にある絶対的構造と祈りを重ね合わせる構想こそが、この作品の出発点でした。
・「アート×Tシャツ」についての感想・想い
アートは額装されて静かに鑑賞されることが多いですが、Tシャツとなることで日常の風景に溶け込む「動くメディア」へと変化することに魅力を感じます。私が切り絵で表現する数学の普遍的な美しさや非日常の世界が、ファッションという最も身近な形で街へ飛び出し、より多くの人々の直感に触れる素晴らしい機会だと捉えています。
・あなたのアートがTシャツになることにどんな違和感や可能性を感じますか?
誰もが「高次元の数学的真理」を身に纏い、日常の中で気軽に完璧な非日常の美しさを体感できることに、大きな期待を寄せています。
【経歴・受賞歴】
■活動歴
2015年頃から活動開始
■主な展示・実績
2021年 2月 「第26回 日本の美術展」東京 上野の森美術館
2022年 2月 初個展「次元」福岡
2023年 8月~12月 個展「現代数学と紙のアート」九州大学
2024年 1月~2月 個展「現代数学と切り絵アート展」埼玉 城西大学 水田美術館
■受賞歴など
2021年 2月 「第26回 日本の美術展」特別審査員賞(K氏賞)
2021年 4月 「第8回躍動する現代作家展」(優秀賞受賞)
2025年10月「濃黒切り絵展」(NTカッター賞、切り絵の森美術館賞、カワチ画材賞)
【今後の展示・イベントについて】
■2026年秋公募展
福岡(9/19~9/23)
■2026年10月美術館展
山梨切り絵の森美術館(10/10~12/20)
■2027年5月個展
埼玉プラザノース(5/8~5/16)
■2027年7月二人展
東京代官山(7/15~7/19)
※詳細はアーティストSNSをご確認ください。
・来場者へのメッセージ
まずは視覚的に楽しんでいただき、少しでも興味を持っていただけると幸いです。
