2026/07/22 10:00



【KAZUKI ITOH】

IT企業でUXデザイナーとして勤務する傍ら、つながりやすさに隠れた「孤独感」を抽象表現で描く。デザイナーとして培った「複雑な情報の中から道筋を見出す視点」を持ち、偶然を活用した制作プロセスを通して、言葉になる前の感情をすくい上げている。



【アーティスト:KAZUKI ITOH について】

・制作のテーマ・コンセプト
「はぐれもの」をコンセプトに、デジタルの利便性の中で見えにくくなる「孤独感」を扱っています。置き去りにされやすい感覚や、言葉になる前の感情、内側の揺らぎに目を向け、それらが静かに浮かび上がる世界を表現しています。

・影響を受けたもの(人・作品・体験など)
コロナ禍に社会人となり、リモート会議とタスクに追われる毎日の中で、薄れていく自分の感情を取り戻すために日記を書き始めた体験が影響しています。

・現在の表現方法に行き着いた理由
実体のない感情や内側の揺らぎを描くには、意識の外側にあるものを取り込む必要があると感じていました。偶然生まれるかたちやにじみは、自意識を超えたところから現れる手がかりです。そのかたちに反応しながら描くことで、言葉になる前の感情を表現しています。

・作品を通して伝えたいこと、どんな人に届いてほしいですか?
現代社会の中で置き去りになりやすい感覚や、日常の中にある小さな違和感をすくい上げたいと考えています。自分でも言葉にできないモヤモヤを抱えている人が、作品と出会うことで、ふと自分の内側にある感情に気づくような体験を届けたいです。


【作品について】


・作品名:『ひそかな平穏』

・作品の説明
絶えず流れていく日々の中で、ふと息をつける小さな平穏。中心に佇む木を包むかたちに、守られているようなひそかな安らぎを表現している。

・使用素材・技法
紙、アクリル、水性ペン、木炭、鉛筆

・制作年
2026年

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・この作品はどのように鑑賞してほしいですか?どんな人に届けたいですか?
何かに追われ、自分の気持ちを忘れかけているときに、ふと立ち止まって観てほしい作品です。作品の中の静けさを通して一息をつき、自分の中から浮かぶ感情を大切にしてもらえたら嬉しいです。

・見る人によって解釈が変わる部分はありますか?
中心に佇む木や、それを取り囲む周囲のかたちは、観る人によってさまざまに解釈できると思います。何に見えるか、どんな感情が浮かぶかの違いを大切にしながら、作品をきっかけに新しい対話が生まれたら嬉しいです。

・タイトルはどのタイミングで決まりましたか?
制作直後にタイトルが決まることは少なく、展示などで人に見せるタイミングで考えることが多いです。少し時間を置いて、制作時の感情や作品から受け取る印象を言語化しながら、作品に合う言葉を探しています。

・「アート×Tシャツ」についての感想・想い
自分の作品が初めてTシャツという形になることに、純粋な楽しみがあります。壁に飾られるだけではなく、誰かの日常の中に入り込み、ふと立ち止まるきっかけになれたら嬉しいです。

・あなたのアートがTシャツになることにどんな違和感や可能性を感じますか?
自分の作品は、日常に自然と馴染むというより、少し立ち止まって向き合うものだと感じています。だからこそ、Tシャツという生活に近い形になることには不思議さがあります。一方で、着てくださる方によって、自分の予想を超えた受け取られ方が生まれることを楽しみにしています。


【経歴・受賞歴】

■活動歴
2025年より制作活動を開始

■主な展示・実績
2026年 ACTアート大賞展 二次審査展
2026年 between gallery企画展「heallie2606」


【今後の展示・イベントについて】

■2026年9月末予定
東京(詳細未定)
※詳細はアーティストSNSをご確認ください。

・来場者へのメッセージ
ステートメントや作品タイトルは、あくまで鑑賞の入口だと考えています。まずは自由に観て、素直に感じたことや浮かんだ解釈を大切にしてもらえたら嬉しいです。そこから新しい対話が生まれることを楽しみにしています。