2026/07/31 10:00

【西本夏子】
高校卒業後単身ベトナムへ渡り、伝統工芸である漆画を学ぶ。漆芸への絵画的表現の展開を模索し、自身にとって大切で忘れたくない記憶の中の風景を、漆の中に閉じ込めている。

【アーティスト:西本夏子 について】
・制作のテーマ・コンセプト
漆でしか表現できない表情の多様性、様々な素材を使用して表現する互換性を活かして、日常の風景に漆芸への絵画的表現を求めています。
・影響を受けたもの(人・作品・体験など)
幼少期の記憶や、自身が大人になるにつれて経験し、感じた事思った事が作品制作に影響しています。
・現在の表現方法に行き着いた理由
高校生の時に観たベトナム漆画の展覧会での、日本の伝統的な漆芸にはない多種多様な表現に感銘を受け、日本の漆芸にも取り入れたいと思いました。
・作品を通して伝えたいこと、どんな人に届いてほしいですか?
漆に馴染みのない方に漆に触れるきっかけになってもらいたい。漆ってこんな風なんだということを知ってもらいたい。
【作品について】

・作品名:『昼下がりの猫の匂い』
・作品の説明
昼下がり、いつも同じ場所に座る祖母を隣に感じながら、微睡みながら眺めた庭。今は祖母も猫もいなくなって、荒れた草木と大きな岩が残る庭。
・使用素材・技法
木材、漆、顔料、銀粉、炭粉、乾漆粉
・制作年
2025
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・この作品はどのように鑑賞してほしいですか?どんな人に届けたいですか?
作家自身と同じように、幼少期のなつかしさを感じてもらえたらうれしい。また、漆の多様な表情もじっとみて楽しんでもらいたい。
・見る人によって解釈が変わる部分はありますか?
きっと猫好きの方には猫の絵としてみてもらえるし、ほのぼのとした風景として見る方や、影のある絵だと思う方もいるかと思います。みてくれた皆さんにはどう映っているのか、感想を聞くのがいつも楽しいです。
・タイトルはどのタイミングで決まりましたか?
この絵を描こうと決めたときに、いくつか候補があり、制作しながらずっと考えていて、やはり最後完成したものをみて、一番自分が感じたことをタイトルにしています。
・「アート×Tシャツ」についての感想・想い
日本における芸術とは、日常品に装飾性を加えたもの=工芸である。芸術を日常的に着る、ということがとても工芸的なことではないかと感じました。
・あなたのアートがTシャツになることにどんな違和感や可能性を感じますか?
作品はじっとそこにあるもの。人が来て、前に立って、去っていく。それらが自ら動きだして人の目に映るということが新鮮で面白いと感じました。
【経歴・受賞歴】
■活動歴
2010年頃より、出産育児などを挟み細々と続けて来ました。
■主な展示・実績
日越国交40周年記念展覧会「哀愁のハノイ」/京都国際交流会館
個展「西本夏子漆画展 花の蔭に彷徨う」/ Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi
■受賞歴など
第56回神奈川県美術展 工芸部門 かながわ賞
第60回、61回、62回現代工芸美術展 入選
第3回ピューロアートアワード スタンダード部門 準大賞
【今後の展示・イベントについて】
■2027年6月頃、二人展
プラスノーション(東京・銀座)
※詳細はアーティストSNSをご確認ください。
・来場者へのメッセージ
普段あまり見ることない漆がみせてくれる様々な表情を、是非ゆっくり間近でご覧頂けましたら幸いです。
