2026/10/01 12:00



【都築まゆ美】

油彩画とリソグラフによる版画作品を制作し、個展やアートフェアへの出展をメインとしながら、本の装画を中心としたクライアントワークを行う。また、布による動物の壁掛けオブジェFabric trophyの制作など、様々な創作活動をしている。



【アーティスト:都築まゆ美 について】

・制作のテーマ・コンセプト
日常の何気ない風景や人物を描きながら、記憶の曖昧さや感情の残像を表現。鮮やかな色彩に潜む光と影、安らぎと不穏、親密さと距離感といった二面性の共存を探求し、鑑賞者それぞれの記憶と重なり合うような作品を目指している。

・影響を受けたもの(人・作品・体験など)
デザインに携わるの父と洋裁講師の母のもと、身の回りに創作の素材があり、アートが衣食住の暮らしと地続きにある環境で育ちました。インテリアデザインを学んだ背景も含め、「生活空間に飾る」視点が制作の根底にあります。また、時代的にアメリカ文化に大きく影響を受け、特にエドワード・ホッパーが描いた光と影の静寂や、レイモンド・カーヴァーが綴った日常の微かな亀裂といったものに強く惹かれてきました。

・現在の表現方法に行き着いた理由
イラストレーションの「目的地へ向かう仕事」を経て、自身の内面にある言葉にできない違和感や初期衝動を探求する絵画制作へ移行しました。
平穏に見える日常の危ういバランスや、「かつて誰かがいた気配/何かが起こる予兆」といったリミナルスペース(境界空間)的な静けさを描くため、油彩による光と影のコントラストや、リソグラフの版ズレ・かすれが生み出す独特の物質感・重なりを用いた表現に行き着きました。

・作品を通して伝えたいこと、どんな人に届いてほしいですか?
私にとってアートは生活や暮らしと地続きのものであり、部屋に飾ることを前提に制作しています。普段忙しい日々を送っている方や、何気ない日常の風景の中にふと立ち止まる瞬間を持ちたい方に届いてほしいです。作品を見ることで、見知ったいつもの世界が少しだけ違った景色に見えるような、ささやかな視点の変化や余韻を持ち帰っていただけたら嬉しいです。


【作品について】


・作品名:『Parfait』


・作品の説明
パフェやケーキといった親しみやすく愛らしいスイーツをしばしばモチーフに描きます。本作でも、鮮やかな色彩や甘やかな雰囲気が漂う一見可愛らしい作品ですが、よく見るとテーブルの端に落ちる深い影や、背景の静まり返った青の面積により、どこか遠い記憶の中にある、切なさのようなものも併せ持っています。

・使用素材・技法
油彩、キャンバス

・制作年
2024

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【経歴・受賞歴】

■活動歴
長くイラストレーターとして書籍の装画や文芸誌の挿絵といったエディトリアルの分野で活動し、近年はオリジナル作品を制作して個展やアートフェアで発表。

■主な展示・実績
【最近の主な出展歴】
2026  個展『Familiar Stranger』/ 銀座蔦屋書店アートウォール
          個展『Pairs - Paint&Print』/ L’illustre Galerie LE MONDE
   3人展『Tracing Light』/ YOD TOKYO
    3人展『Layers』/ TAGBOAT GALLERY
2025  個展『Everyday Fantasy』/ GALLERY ROOM・A
          LUMINE FAIR 2025 / ニュウマン新宿
          グループ展『Beyond the WINDOW』 / ART GALLERY 1(大丸東京店)
          WAVE2025 / LURF GALLERY
          ONE ART Taipei 2025 / 台湾
2024 グループ展『乙女モード/かわいいだけじゃ物足りない』/ Bunkamura Gallery 8/
         個展『Whose Memory? 記憶のふち』/ Otherwise Gallery

■受賞歴など


【今後の展示予定】

①LUMINE ART FAIR(10月末) ②個展(11月下旬〜)

開催場所・日程
①「LUMINE ART FAIR -My 1_st Collection Vol.5-」
日時:2026年10月30日(金)・31日(土) 11:00~19:00/11月1日(日) 11:00~17:00
場所:ルミネゼロ(ニュウマン新宿 5F)
②個展
日時:2026年11月20日(金)31日(土)~12月26日(土)
場所:Otherwise Gallery(東京都港区南青山5-7-17)